登録番号 B0000298
資料種別 実物
所属部門 芸術
分類番号 B-520
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薔薇の聖母 3枚折祭壇イコン
資料名 薔薇の聖母 3枚折祭壇イコン
資料名(よみ) ばらのせいぼ さんまいおりさいだんいこん
別称 ロシア・イコン
数量 1件1点
法量 46.0×60.0cm 
材質 板 テンペラ 金メッキした銀版 エマイユ
製作年代 17世紀
解説  この3枚折祭壇イコンは、色あせることのない薔薇を持つ聖母を中心に、左右の扉の内側に聖母マリヤとイエス・キリストの事績から構成されている。中心の聖母子は、典型的なホディギトリア型で、神聖をあらわすために冠をかぶっている。上方の聖母はブラケルニオティッサ型で、これは福音記者ルカが描いたマリヤの現肖像画がビザンティウムのブラケルネ聖堂に奉祭されたことからついた名である。ブラケルニオティッサ型では、マリヤは両手を上げて祈るような姿勢をとっている。なお、この図像のように、聖母の胸に祝福を与えるキリスト・エマヌエルのメダリオン(円盤)が置かれた図像は、プラテュテーラ型と呼ばれている。中央の聖母子を囲んで、左は守護天使、右は殉教女が配されている。その外側の縁飾りの左側は聖グリイと聖サロン、右側はペラギアである。開かれた扉の上右は大天使ガブリエルで、右扉上のマリヤに受胎の御告げを行っている。左扉は6面に区切られ、上左から「聖母マリヤの誕生」「キリストの誕生」、中左から「キリストの復活」「キリストの昇天」、下左から「キリストの変容」「マリヤの御眠り」になっている。右扉は上左から、「マリヤの神殿参詣」「キリストの神殿奉献」、中左から「キリストの洗礼」「キリストのエルサレム入城」、下左から「ラザロの復活」「キリストの磔刑」の場面があらわされている。